激走!500miles日帰りケンタッキーB級観光地巡りの旅・2激走!500miles日帰りケンタッキーB級観光地巡りの旅・1
の続き.
Mammoth Caveで地下探検の後は,ケンタッキーの誇る2大有名人ゆかりの地を訪問. I-65を北へ. 1.ケンタッキー,何処まで行っても,牛とトウモロコシ畑.地平線まで続く. ケンタッキー名物,バーボン・タバコ・ケンタッキーダービー,そしてケンタッキーフライドチキン(ホントか?!), 実は夫,ケンタッキーに行くならBirdstownで酒蔵を見たい(本音:酒が飲みたい)と主張.が,Mammoth Caveからはちと遠い.一方,リンカーンの生家の町っていっても,生家は掘っ立て小屋だろうし,他には多分村おこし程度のしょぼいディスプレイがある程度じゃないか,という予感. リンカーンの生家の方が近いし,着く頃には多分酒蔵は閉まってるんじゃないか,というお隣さんの冷静な判断でリンカーンに決定. そして予感は的中.予想通りの寂れ具合. 2&3.リンカーン大統領の生誕地で,幼少時代を過ごした家がある,Hodgenville .町はちーとばかしヒストリックな田舎町.10月第二週にLincoln festivalをするそうだ. タッチの差でリンカーンミュージアム(といっても小さい店)は閉店,家の場所はよくわからず.なんじゃそりゃ. 「誰だ,リンカーンの生家に行くとか言った奴は」「いや,酒蔵は時間が無いといった奴は誰だ」「そもそも寝坊した奴が悪い」とお互い責任のなすりつけあい.美しい友情,そして家族愛である.大人が醜い責任転嫁合戦を繰り広げる間,娘はよだれ垂らして昼寝. そして再びトウモロコシ畑と牧場が広がる道をひたすら南下.元来たインターステートへと戻る. ちなみにケンタッキー,テネシーよりガソリンが安い.$2切っている店多数. 4.ケンタッキーと言えばバーボン.バーボンと言えばトウモロコシ. 道沿いはトウモロコシ畑.または牛.たまに馬. 田舎は田舎だが,東テネシーと微妙に違う田園風景.ケンタッキーは平地だなあ. 5.月が昇ってきた. ひたすらI-75を南下.Corbinという町にKFCの原点の店がある. 着いた時には真っ暗.幹線道路から外れているので迷った.I-75から行くと,でかい看板が左にある.ヒントは7番目の交差点. 6.KFCの原点,Sanders' Cafe.実際の店はこの付近に建っていたそうな. 今はSanders' cafe&museum として,当時の店の様子が一部再現されている.で,現在のお店のメニューはと言うと,何のことは無いフツーのKFCであった.ここでしか食べられないスペシャルメニューとかあればいいのに. 営業時間は朝10-夜10. 7.ケンタッキーの有名人と言えば,確かにカーネルさんとリンカーンであろう. 店員のお姉ちゃん,我々を見て怪訝そうな顔.アジア人は珍しいのか?! わざわざこんな田舎町に来るとは,物好きな中国人だ,とか思っていたに違いない. が,他の客も観光客らしい.皆写真を撮ったり,模型やディスプレイを見たりしていた. 8.当時の調理器具等々.レシピのメモや当時の写真,模型も展示.カーネルおじさんと一緒に記念撮影も出来る. 9.カーネルおじさん,店番ですか?こうしてみるとばあちゃんがやっていた田舎の駄菓子屋と変わらぬ. このサンダースさん,最初は車ブームに目を付けて,当時交通の多かったUS25沿い,この付近で,ガソリン・スタンドとモーテル,このレストランを始めたそうな.が,I-75が開通すると共にお客が減ってしまった. ところが,タダで転ばないのがこのおじさん,チキンのレシピをフランチャイズとして売る事を思いつき,御歳66歳にしてKFCを始めた. ケンチキ一号店はSalt Lake City, Utah,キャリーアウトを最初に始めた店はJacksonville, Floridaだそうである. そして,アメリカでは良くある話だが,後に大きくなった会社を高値で売り,自分はケンチキのスポークスマンとして働いたそうな. 目の付け所が良いよなあ.ただのガソリン・スタンドのオヤジで終わらなかったところがアメリカンドリーム. 10.当時のオープンキッチンを再現.手前はホントの客席. 開店当時のケンチキに思いを馳せつつ,フツーのケンチキメニューを食う. お隣さん曰く「日本のケンチキと同じ味」. いやあ,今回のケンタッキーの旅,距離と時間とガソリン代をふんだんにかけた割には,心に残るモノがちと少ないか.さすがB級. 個人的には,このドライブのメインMammoth caveよりも,Sanders' Cafeが一番ましだったりして.酒蔵行けなかったのが残念. 程よく腹が膨れた所で,テネシーに向けてもう一頑張り. 家路へと向かったのだった.往復約480 miles.あーくたびれた. ----- Why I live in Tennessee: 40. If any other state ever runs out of NASCAR fans, we got plenty here. - Ellen Patrick, Why I live in Tennessee - 101 Dang good reasonsより
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Total entries in this category: Published On: May 05, 2010 02:47 AM |