素面で酒蔵巡り：Jack Danielsの村 Lynchburg, TN

夫待望のJack Daniels の蔵元の町，Lynchburg へGo!!
テネシーウイスキーと言えばジャック．ジャックと言えばテネシーウイスキー，である．ここJack Daniels Distillery では毎日無料で醸造所ツアーを行っておるそうな．あわよくば試飲も？
え〜，でも私ゃGeorgia Aquariumとかのが良かったけどね・・・．

今回もお隣さんを連行．夫と二人そろってやる気満々．帰りは飲んだくれて人に運転させる積もりである．わしゃ徹夜明けで超眠いんですけど．
が，このLynchburg,噂に聞くとdry county (酒を売らない郡)という噂．が，一方で，現地で買えば安い，という噂も．取り敢えず試飲が出来れば彼らもhappyなのだが．

Nashvilleの南東，Chattanoogaの西に位置するLynchburg，同じテネシー内だが，車で4時間．日帰り距離ではあるが，ちと遠い．
やる気満々の男性陣に運転を任せ，後部座席でぐーぐー寝る私であった．


1．I-75からI-24へ．すっかり紅葉シーズン．




2．紅葉が美しいなあ．



チャタヌーガ経由でリンチバーグヘ．人口300人強の町なのに，何故か大渋滞．何事？！と思ったら，どうやらBBQ祭りが開かれていたらしい．村のメイン・ストリートであろう片道一車線の道路の両側には，びっしり車．BBQ祭りの様子は後のエントリで．




3．着いた！Jack Daniels Distillary.




4. ゴミ箱も樽．




5. Visitor Center．ここからバスに乗ってツアーが始まる．





6.　ビジターセンター内部．新しいらしく，とてもきれい．今が観光客が一番多い時期だそうな．ツアーを待つお客がいっぱい．


受付に行くと間髪入れず「何人？」とおばちゃん．ここに来たら醸造所ツアーしか無いらしい．確かに他にはなさげ．
バスに乗って，まずは木炭製造所からスタート．


7.木炭の製造所．mellowing(木炭濾過)の為の木炭をここで作る．ここで集合写真も撮影．





8. Jack Danielsの創始者達の資料館などを見つつ，醸造所へ．山の上の建物もJack Danielsの工場．倉だったか樽製作所だったか．




9．創始者のJack Daniel氏の銅像．おされな人だったそうな．何でも南北戦争時代，7歳で醸造を学び，13歳でビジネスを始めたそうである．中学生が酒蔵オーナー．ここにも一つ，アメリカンドリーム．





10．工場内にあるわき水．ジャックダニエルはテネシーの豊かな自然から作られるのだ．



ガイドのおばちゃんの話では，10月周辺の13週間は醸造休止期間なのだそうな．一方，BBQイベントで今が一番客が多く，ツアーで忙しいのはこの時期だそう．



11．発酵中．甘い匂いがする．製造工程はコンピューターで管理されていて，さながら製鉄所の様であった．この容器をいっぱいにするのに2時間かかるそうである．





12.　醸造所から発生する醸造菌で，周りの木は真っ黒．




13．mellowing．パイプからウイスキーを滴下し，木炭で濾過する．これが他のバーボンと違うところだそうな．この時点ではニオイはとてもウイスキー．歩いている間に酔っぱらいそう？！





14&15. 樽詰めウイスキーの保管場所．ここで数年寝かされて，ボトル詰めされる．薄暗い倉には，天井までびっしりと樽．ジャックダニエルの香りが充満．




16.樽の断面．内側は火であぶられて炭化している．断面にはウイスキーが染み込んでいる（soak lineだったかな）．樽で寝かしている間にあの琥珀色のウイスキーの色が付くそうな．また，数年寝かす間に中身も10-30%は蒸発してしまうとのこと．





17.ジャックダニエルカラー，黒の消防車．






18. ジャックダニエル・カクテルも出ているらしい．飲んでみたい．



いや〜，酒蔵巡り，結構面白かった．ガイドのおばちゃんの淀みないテネシー訛りトークもすごかった．さすが，テネシー経済を支えている（？）世界のジャックダニエル，これでお土産に小瓶の一本でもくれたら最高．
で，気になる試飲であるが，無い．ツアーの最後にコーヒーか絞りたてレモネードを振る舞ってくれる．男性陣は匂いしかかげなくてちょっとがっかり．
酒はツアーの最後，Visitor center内で販売しているが，テネシー限定の高いボトルが4種だけであった．安いの無いの〜？
ツアーには満足しつつもレモネードにがっかりした男性陣，その欲求不満を酒購入にぶつけるのだった．他の客も同じく，一本$30以上するゴールドメダルボトルやデザインボトルを次々箱買い．すげ〜．ちなみにフツーのJackは一本$20弱（TN tax 9.75%込み）．
さすが，タダほど高いモノはないが，酒蔵見たら出来上がりを飲みたくなるのが人情．

ちなみに，空港のDFSで買うJackも$20はするから，DFSな〜んて言ってもちっとも安くないのである．税金が無い分，店が儲けているのである．そういや，最近タバコも外で買うのと同じ値段だな．




19. お隣さんが男買いしたウチの一本，1954ゴールドメダルボトル．中身は普通のJack Danielsとの噂．手前のとっくりはChaser Jigger．下に水を入れ，上にゆっくりウイスキーを注ぐと酒と水を順番に飲める，と言うシロモノ． オンラインストアでも購入可能．


うむ，BBQも含めて，結構面白かった．酒好きなら一度は行く価値有り．


関連エントリ：
素面で酒蔵巡り：George A. Dickel&Co., Tullahoma, TN
素面で酒蔵巡り：BBQ CHAMPIONSHIP INVITATIONAL BBQ, LYNCHBURG, TN
素面で酒蔵巡り：JACK DANIELSの村 LYNCHBURG, TN

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Why I live in Tennessee:
88. Lynchburg lemonade.
- Ellen Patrick, Why I live in Tennessee - 101 Dang good reasonsより

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Posted: Sun - October 29, 2006 at 12:03 PM           |

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