夜の街だぜ!French Quarter, New Orleans, LA憧れのNew
Orleans,遂に来たぜ.
テネシー在住中に一度行きたいと思っていたが,渡米した年にカトリーナ の襲来.結局行けずじまいであった. あれから2年半.さて,どうなってるのかな〜と不安半分期待半分で彼の地を踏んだのだが・・・. 少なくとも私がうろついたコンベンションセンターとFrench Quarter付近は.水害はなかったらしいっすね. コンベンションセンターは川沿いにあるが,いや,でかいんすよ.Ernest N. Morialコンベンションセンター (地図 ).廊下が端から端まで1 mile!と,再開したTNのグルーリーダーは言っていたが,そこまでいかずとも,1 kmはあるかな.会場移動も一苦労.飯を食いに出るのも一苦労.泊まっているホテルやFrench Quarterからも遠い.万歩計を見たら,毎日2万歩は歩いていた. さて,カトリーナの被害が少なかったFrench Quarter,夕飯はこの辺りで食べることが多かったが,夜の街っすね.歓楽街という言葉がぴったり. Bourbon St. 賑わってます. 建物はアイアンレースのビルが建ち並び,歴史を感じる町並みだが,道行く人々は酔っぱらいじゃ! しゃれたレストランあり,飲み屋あり,お下劣なお店有り,そこかしこにジャズが流れているかと思いきや,さにあらん.ロックのがうるさい(勿論,ジャズの店もある).「脱げ!脱げ!」という声に目をやれば,扉全開の飲み屋で,酔っぱらった客らしき姉ちゃんが脱いでいた.おいおい. アメリカでは珍しく,路上飲酒を許可しているこのエリア(ただしプラスティック容器に入れなければダメ),飲み屋やライブハウスの雨戸はどこもパーパー丸見えで,開放的ですなあ.お下品なお店のお姉ちゃんはちっちゃい下着で客引きしてるし.こんな人通りの多いところに,しかも丸見えの入り口では,入っていくの誰かに見られると思うのだが. ジャズの殿堂(らしい).Preservation Hall.すごいぼろい.でも人は外まであふれていた. Preservation hallの看板.すすけて見えないっす,って言うくらい古びている. アイアンレース(装飾の入った鉄柵)のテラス.異国情緒ですな.店によってはテラスで飲めたり,パーティ用に2階を貸している所も.初期はヨーロッパからの輸入,そして製法も昔は錬鉄,その後鋳鉄で作ったそうな. オイスター食った. レストラン,高い!観光地価格っすね.確かにメシ美味いけど.自分も含め,飯に一緒にいった人々もよくわからんので,ガイドブックに載るような高い店に行ってしまったのが敗因か.まあ,これも地域復興のボランティア(後述)と思うか. ケイジャン料理は,美味い.だが辛いの多いよな〜.甘しょっぱい南部料理に慣れたわしには,「これ,アメリカ料理じゃねえ!」って位. 辛いモノ苦手の私にはイマイチなモノもあるのだが,男性陣は喜んで食べてたな.夫が一緒ならさぞ大喜びだったろうに. 魚が美味しいと言うが,確かにうまい.アメリカにしては?料理も凝っていて美味.これまた良い意味で「アメリカ料理じゃねえ!」程に.パンが袋に入ったフランスパンだったりするのがひと味違う.パンが美味いのも嬉しいな. が,魚自体の味は・・・白身魚がメインなのだが,美味い魚を食べ付けている日本人にはふ〜ん,ってカンジかも. と,思ったが,最終日に行った,GW FINS という店がすげー美味かった.最後に大当たり. オイスターバー併設の店もあり,ある日一緒に行った元ご近所さん(日本人)と大喜びで生牡蠣を注文(上の写真).だが・・・洗浄されまくっていたせいか,潮臭さと濃い旨味は無く,すげー淡泊.そりゃソースも付けたくなるわ.日本人には物足りない味. ちなみに生牡蠣について,ヨーロッパ人はこぞって「キモイ」と言っていた.ハンガリー人はチャレンジしたけど. こんなの喜んで食べる日本人って,さぞキモイ人種にみえるだろうな〜.日本人が「カタツムリ食べるってどうよ?!」と思うのと同じか. Bourbon St.沿いの老舗ホテル,Royal SONESTA hotel . ステキ! Cafe du Monde .チコリ入りコーヒーのカフェオレと,ベニエ(フレンチドーナツ)が名物の老舗コーヒー店.名古屋にもあったな〜.好きだったけど.今でもダスキンが日本各地で店を出している.日本のCafe du Monde のベニエより,もっとでかく脂っこく,粉砂糖は親の敵の様にかけてある.床は砂糖だらけ.屋内だったら,粉じん爆発が起こりそうな程. この時夜10時頃か.でも満員.さすが夜の街. 夜のFrench Quarter,まあ人の多いこと.歴史的ハリケーン災害から,街は確実に復興への道を歩んでいるようである. しかしまあ,行って納得.夜の街っすね.ちょっと小さい子のいる家族連れには余りお奨めできないが,大人同士で行くと楽しい街である. フレンチ・クオーターではないが,大通りで撮影風景に遭遇. 映画化ドラマの撮影をしていたらしい.白バイに先導される消防車,実はその前にカメラを積んだトラックが居た. コンベンションセンター付近はお高いホテルも多いのだが・・・ その近くに,カジノが!ここでも金を落とせと?!(要ID or パスポート) ところで,Katrina disaster tourというのがある.ハリケーンで破壊されたエリアを回るというモノ.その話をグループリーダーから聞いた時,「不謹慎だ,まだ2年たったか位なのに」とか「悪趣味だよね〜」とグループの人達も言っていた.が,当のリーダー,日本人の先生方をそのツアーに連れて行ったらしい.災害の爪痕のあまりのすごさに,リーダー始め皆さん言葉が無かったそうである. 何でも観光資源にしてしまうその商魂や,恐るべし,とも思えるが,復旧に奮励する地元の人々にとっては,観光客の来訪が途絶えることがpost-disasterの問題の一つだそうな.日本海側の観光地で大地震があった時もそういう話があったな.特に,治安悪化がclose upされた本件では尚更,観光客も行くのを控えるだろう. なので,怖いモノ見たさでも何でもいいから観光客に来てもらい,また災害の恐ろしさを知ってもらえる,という意味では意義あるツアーだなあ,と思う. 勿論,ツアーだけではない.カトリーナ後は,村にたくさんある教会の信徒がツアーを組んで,復興ボランティアに行ったりもしていたそうである.そして今回の学会も,開催日前日に復興ボランティアツアーがあった(此は見て回るツアーじゃなくて,ホントに復興支援).私も参加したかったな. そして,昨年秋に読んだUSA todayの記事に,New Orleansの観光収入がKatrina前近くまで増加した,との記事があった.観光客数は以前ハリケーンの半数程度らしいが,学会や企業が積極的に会議をNOで開催することで,比較的所得の高いビジネスパーソンのNO訪問数が増え,高い客単価で収入が上がっているそうである(記事:Tourists return to New Orleans as city mends ). 今回のこの学会を考えても,参加者は数千人規模だし,同時に開催している物理系の学会は更に規模が大きい(しかも,アメリカの研究者の平均年収は日本より高いという学会の調査結果を読んだことがある),昨年辺りから,他の学会でもNOで開催しているところをちらほら見かけた. こういう,企業や学会が率先して被災都市で会議を開くというのも,一種のボランティアであろう.直後に金を出すだけがボランティアじゃないよね.人を呼んで,お金を落とす,これも復興支援.こういうスマートなボランティアの姿勢が企業や団体にあるのは,日本も見習いたいところじゃなかろうか. まあ,NOの場合,数千人規模の学会を2つ同時に開催してもまだ余る,超巨大コンベンションセンター を持っているのでそういう事も出来る,とも言えるが(Katrinaの時は,そこも避難所になったそうな). ホテルが高いのも,メシが高いのも,復興支援という大義名分の下・・・なのかな? こりゃ帰ったら,自分の財布の復興支援をしなきゃならん. いつか夫と行ってみたいかも. そんなわけで,今日も喧噪と音楽が流れる夜のFrench Quarter. 聞けば,大学はSpring Break.夜のFrench Quarterは,若者と同業者ばかりであった.会場では会わないのに,ここでは見かける人も?! 参考記事:現地のツアー,イベント,ライブの情報は以下で French Quarter.com French Quarter History The New Orleans.com New Orleans Convention & Visitors Bureau公式サイト (日本語のページ も少しある) Demand for post-Katrina disaster tours remains high 関連エントリ: 徹夜で行くぜ!New Orleans, LA 夜の街だぜ!French Quarter, New Orleans, LA のんびりゆっくり,Deep south: New Orleans, LA 遠い・・・: New Orleans, LA PLUMP POUT...マジふくらむのか!! ホテルの請求トラブル・・・ああ,やっぱり.詰めが甘いぞ! ホテル代請求トラブルその後
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