She is a girl...

ようやくおむつともさよならしそうな兆しを見せつつあるウチの娘，情緒面でも大分発達してきて，自分の物と人の物との区別や，同情心を見せるようになってきた．おお，人間に近づいてきたぞ．
しかも彼女，誰に似たのかとってもおしゃれさん．そのセンスはともかく，おしゃれに命をかけている．

まず，服の好みにうるさい．ひらひらとかフリルとかワンピースとか，女の子らしい服を着たがる．買い物行ってもうるさい．折角似合うと思って買ってきたのに，気に入らずに着たがらなかったり．え〜い，3歳児のくせにやかましい！！
また，コーディネートにもうるさい．この服を着たらこの靴，とか．例え小さくなった靴でも，これを履きたい，と決めたら頑として譲らぬ．おしゃれは耐えることからなのか．女じゃのう．
先日，短パンにTシャツで保育園に連れて行こうとしたら，「こんな格好じゃ人前に出られない」と言わんばかりに大泣き．結局シンデレラの普段着みたいなワンピースを着て喜々として出かけた．継母にいじめられるプリンセスの積もりなのだろうか．誰が継母じゃ．

良くある話ではあるが，お化粧にも興味津々．先日，ゲームの景品で子供用化粧品セットをもらった．それにはリップグロスとアイシャドウが入っていたのだが，親が昼寝している隙に一人起き出し，お化粧大会を開催したらしい．気がついたら，リップグロスが空になっていた．だが本人は何事もなかった様なそぶり．
ずる賢いというか，賢いのはその後で，セットはちゃんと（出しっぱなし娘にしては珍しく）元通りに片付け，使用後はちゃんとティッシュで口を拭いて，ゴミ箱に捨てて証拠隠滅．だが，ど〜も口の周りがギラギラしている．「これどうしたの？」と空になった入れ物を見せて聞いたところ，「あら，なくなっちゃったね〜」だと．その浅知恵が可愛らしい．

親としては，女の子らしくしろとか，可愛らしい服装を押しつけた覚えはない．確かに可愛い色合いの服を買うし，着せたいと思うが，値段と機能性が常に優先．親はしゃれっ気無いし．
保育園の女の子はおしゃれさんが多いので，その影響だろうか．

ところで，そんなおしゃれ娘の最近の口癖は"Supersize~, supersize~♪"と”It's Comcastic♪（ケーブルTVのキャッチフレーズ）"である．前者に関しては，何処で教わってきたのだろうか．甚だ謎である．

親は居なくとも子は育つ．この言葉をちょっとばかり肌身に感じる今日この頃である．