Farewell Party

お別れパーティもたけなわ．
日本人コミュニティのお別れパーティは，お隣さんの親切なお申し出により，お隣さんちが会場．で，これまたお隣さんの提案により，何故か我々主催．
帰る人が開くのか．アメリカ的だな！！

これまたお隣さんや夫と打ち合わせるうち，一次会ボーリング，二次会potluck，に決定．いいんだよ，あたしがボーリングしたいんだよ！
折角なので賞品を出そうと，パーティグッズ専門店でトロフィーやらメダルやら入手．パーティグッズの店があるってのがすげえぞ，アメリカ．しかも店がでかいんだ，これが．
夫送別ゴルフ大会は別途開催．

さて当日，村のボーリング場に集合．Knoxvilleから参加される方には遠くて申し訳ない．
ところが，いつもは閑古鳥が鳴いている（ので当然予約を入れていなかった）ボーリング場，今日に限って教会の催しだかなんだかでとっても混んでいる．最後まで運と段取りの悪さを発揮した我が家であった．

が，どうにかこうにかチーム分のレーンを確保．1ゲーム目暖気，2ゲーム目本気で勝負が始まったのだった．
チーム対抗戦及び個人総合成績を競った，いや〜，レーン取れなくて最初はどうなることかと思ったが，勝負となると燃えますな．皆さん．結構な盛り上がり．参加者の方々は楽しんでいただけたようで，良かった良かった．

結果，主催者家族は辛くも受賞の栄誉を逃した．いや，お客さんが楽しまないと．正直，私はブービーだったのだが．夫は個人2位だか3位と，調子が良かったらしい．客に1位を譲るところがすばらしい．
1位の副賞は何かでもらったBlockBusterレンタル一回無料券とか．賞品までmoving saleかよ！ドベ賞にはちょっと素敵な賞品をあげた．

で，当然のごとく一次会が押し，お隣さんが一足先にアパートに戻り，二次会のみ参加のお客さん達を出迎えに．お隣さん大活躍．
我々は心ゆくまで勝負を楽しみ，二次会はお隣さんちへ移動．

いや〜，二次会のポットラックも楽しかった．
有り難いことに，二次会ではこれまで招き入れたうちでも最多？の30人以上の出席者を記録．あのアパートによく30人も良く入ったな．いや実際，限界に近かったのだが．
ホストのお隣さんも大奮闘．いや，我々がホスト＆ホステスか．夫は後半すっかり酔っぱらってるし．子供は同世代のちびっ子達とはしゃぎ回って大喜びだし．

とにもかくにも，楽しい一日であった．一方で，お別れが悲しい．
おいで下さった方々，ホントにどうも有り難うございました．

思えば，同じ年代（かつ同じような立場）の人々がこうやって集まれる環境って，日本では無いよな〜．そりゃ，楽しい筈である．考えてみれば，テネシーで知り合った同世代って，日本のよりもっと多いんじゃないだろうか．
もはや我が家の一員であるお隣さんをはじめ，大事だと思える人達とも知り合えたのは，我々の人生にとっても大きな収穫である．

そして，右も左も分からないテネシーでなんとかここまでやってこられたのも，ここで知り合った日本人コミュニティの人々をはじめとする，多くの人達の助けがあったからである．
ホントに多くの事で支えてもらった．
日本人は中国人コミュニティに比べれば結びつきは弱いかも知れない．が，それでも日本にいた時に比べれば，「つるむ」ことが多い．助け合うことも多い．それは悪いことではないし，良いことであり，必要なことである．そうしないとやっていけないのである．
「お互い様」という言葉をこれほど実感した事はない．

テネシー生活の約1年と8ヶ月を振り返ってみるに，ずぼらな我が家にしてはそれなりに頑張って活動し，交友関係を広げたと思う．
異国の地で生活するにあたり，誰かの助けがないと生きていけない．あるいは無駄に苦労を強いられる．
特にこの国では，大事なのはコミュニケーションとコネクションである．別に助けてもらうのが目的で交友関係を広げる努力をしたわけではないのだが，何かするとなると，コミュニケーションを取らないと物事が進まないのも事実である．そうしているうちに，日本人に限らず，色々な人と知り合えた，そういう側面はある．
そして知り合った人々は，皆いい人達だった．そして，自分もその人達にとって誠実でありたい，と思う様になった．
国籍や人種は関係なく，誠実であれば友情を培えるモンだなあ，と思う．

テネシーでお世話になった人達に，いつか，何らかの形で，恩返しが出来たら，と感謝の気持ちでいっぱいである．
感謝感謝，である．
特にお隣さんには世話になった＆世話したなあ．
そして，そんな皆さんとお別れと思うと寂しい限りなのであった．

テネシーに来て，公私ともに，ホントに良かった．日本，帰りたくないなあ．

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Why I live in Tennessee:
94. Misty mountain mornings.
- Ellen Patrick, Why I live in Tennessee - 101 Dang good reasonsより