UTカルチャーセンター：University of Tennessee: Outreach and Continuing Education, Professional & Personal Development

実は私，テネシーにいた時にギターを習いに行ったことがある.
テネシーに居る間何か芸を磨きたい，と思ったのである.
何故ギターかというと，かねてから弦楽器に憧れがあったのと，グループリーダーがギター名人で，ただで教えてもらえる，という目論見からであった．

で，リーダーとギターを買いに行き，初心者にしては結構お高いギターを買ってきた．その後は，グループリーダーに教えてもらったり，自分で練習したりして，なんとか基本コードを覚えたのだが，もうちょっとちゃんと（？）習おう，ということでギター教室に通うことに．

といっても，数回だけの期間限定コースである．どこがやってるかというと，University of TN．この大学，毎年春や秋にカルチャースクールを開校していた．
資格取得やビジネスのスキルアップを目的としたスクーリングやe-learningのクラスは勿論（こういう資格系は受講料が数百ドルと高い），カメラやゴルフ等，カルチャースクール系習い事クラスもいっぱい開講．子供向けダンスクラス等もあり．
その中に「初心者向けギタークラス」も開講していたのである．しかも村のキャンパスが会場で，時間も仕事の後．
こりゃいいや，と申し込んだのだった．

確か週一8回のクラスだったかな．受講費用は$90位だった．onlineで申し込んで，クレジットカードで受講費を支払い．
ところが，どうやらこれが後のcredit card fraudに繋がった様な・・・（「CREDIT CARD FRAUD 」参照）．と，まあオチもあったのだが．

とりあえず初日．意外に生徒が多くてちょっとびっくり．と言っても20人くらいか．高校生からおっさんおばさんまで．中には結構上手そうな人もいた．皆さん地元の白人さんで，そんな中に一人アジア系のおばちゃんである．ラボの中国人とか一人くらいいるかな〜と思ったら，「ガイジン」は一人もおらなんだ．まあいいけど．

先生は子供の頃から家族バンドでギターを弾いてきたプロ（？）のカントリーギタープレーヤーで，現在もバンドで演奏しているお方．ギター教室も持っていて，UTでも教えているらしい．いや，めっちゃ上手いですわ．何弾かせても．さすが先生(当たり前か）．

積極的なアメリカ人，こういうクラスでは発言ばりばりで授業にならないんじゃないか，と少し心配したのも杞憂に終わる．皆さん初心者ムードばりばりで，結構真面目に黙々と受講していたな．弦の取り替え実習とか，皆さん遠慮してやりたがらないし．

一回1時間半程のクラスなのだが，限られた時間の中でギターを弾くために必要なことをコンパクトに教えてくれたと思う．弦の換え方，カポの使い方，コードの理論等々・・・．コード理論を教わったのは良かった．これが苦手なのよ．音符通りに弾くならともかく．習ったからって，弾ける訳じゃないが．
色々習ってタメになった．

で，その後もちょこちょこ自習していたのだが，次第に一向に上手くならない自分に嫌気がさし，ギターを触らない日も増えて・・・，アメリカで車の次に高額な買い物だった？ギターも，日本に帰ってきた今，部屋の隅でホコリをかぶっているのだった．
いや〜，今でも夜のクラスがあったら習いに行きたいと思ってるんですが．なかなかね〜．

日本の国公立大学も公開講座はあるけど，あれほどカルチャー系の受講科目も多く期間が長いのは聞いたこと無いなあ．UTって州立大じゃなかったっけ？アメリカの大学って，金儲けに熱心というか，柔軟だなあ．

テネシーにお住まいのあなた，せっかくのゆとりを，何か一芸磨くのに使ってみませんか．

ちなみに，英語のスクールも別で開講しているが，高い．外国からの短期英語留学向け．

参考サイト：
University of Tennessee: Outreach and Continuing Education
Professional & Personal Development (non-creditのコース.これまでは春と秋に開講．いわゆるカルチャーセンター的な講習が多い．スケジュールはこちら )