BIND for Web Life 2 | What a Mac life!
 

BIND for Web Life 2

BIND for Web Life 2が9月に発売するそうな.開発・発売元のDigitalstage社から前バージョンユーザへの優待販売のお知らせが届いた.
前バージョンのユーザはおよそ半額.更に6000円分のクーポンが付くという.

正規なら,一本二万円近いソフト.基本的には良いソフトだし,半額なら普通嬉しい.でも,今回は複雑.

何が不満かというと・・・一年前に発売されたBIND 1からたった一年で,有料で2出すかな〜.
というのは,
BIND1の完成度がとてつもなく低い.コンセプトは良い.デザインも良い.機能もまあいいし,基本は使いやすい良いソフトだと思う.だが,安定度がとてつもなく低く,サポートも遅かった.

まず,インストール後起動しないので暫くの間全く使えなかった.会社に不具合報告を挙げたが,同様のトラブルは多かったらしい.で,アップデートが出てようやく起動しても,動作が遅いし,突然飛ぶ.それでも,私の場合はまだ動いたから,掲示板などでみる他の人のもっとひどいトラブルよりはマシだったらしい.2万もするソフトなのに!そして,最終的にSP1なるアップデータが出たのは今年5月.これでようやく飛ばなくなった.
そんなこんなで,とりあえず
自分のサイトをBINDにしてみたが,仕事のHPをBINDにするのは諦めた.

そんな状態で,2の発売である.優待で半額とはいえ,1万近い.貧乏人には辛いっすよ.クーポンだってホントに使えるかどうか判らんし.しかも,1の発売当時にウリにしていたsyncなど,まだ使えない機能もそのまま(IDにもそういう「予告だけで放置」機能がある).デジステポイントだってなんのお得か不明である.
しかも7月にBIND 1を買った人は,2に無料アップグレードって,おいおい.初期ユーザをなめてんのか.不具合のお詫びに1ユーザは全員ただにしろよ!
と,腹が立つぐらいトラブルだらけのソフトだったのである.

バグに対する対応が早ければ,まだこういう不満は出なかったと思う,未完成の
BIND1の発売からたった一年でのBIND2の有料発売は,例え半額でもBIND1ユーザに対して非常に不誠実な行為だと思っても仕方ない.安いソフトじゃ無いんだから.「最初で最後」の優待価格と銘打っているが,毎年ちょっと機能を付け加えては次のバージョンを出すAdobeだって,アップグレード価格は半額位かそれ以下だし,しかもちゃんと最初から使えるソフトを出すけどね.
アップグレード優待販売メールは相変わらずえらく明るい調子だったが,売り込む前に1の不具合をちゃんと謝れよ,と言いたくもなるのである.


私は元々ID for Web Lifeのユーザーで,その関係でBIND 1の先行予約のお知らせが届き,すぐ予約したのだが,その購入に関してもこれまた少しばかり嫌な思い出がある.
先行予約(しかもアカデミック)後,数日後に出た大学生協版先行予約価格の方が安かったのだ.そこで大学生協版に変更したいとデジタルステージに電話したら,「予約のキャンセルは出来ません」で,数千円損した気分になった事がある.DIGITALSTAGE製品ユーザ先行販売だから,大学生協版より先に発表するのは判る.けど,大学生協版の発表がホント数日の誤差だからちーとばかしムカついた.
一本売れることには変わらないんで,ちょっとくらい融通してくれてもな〜.

結局,開発側にとっては,結局
BIND1は有料のユーザーテストだったのかもしれない.この会社,既存ユーザやDigitalStage製品のファンの好意に甘える会社なのかなあ.内に厳しく,外には甘い.日本の外交みたいである.


機能的には良いソフトである.だから2も買おうかと思っている.
だが今度こそ,まともなソフトを出して欲しい.再びトラブルだらけで不誠実な対応をしたら,さすがに次は買わないな〜.


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