How do you like Tennessee?(テネシーどうでしょう) ---アメリカはテネシー州での海外長期出張生活体験ブログです.家族(ダンナ&幼児)と猫一匹を連れての渡米,VISA取得,猫の検疫等の渡航準備から現地での生活,医療,子供の生活等々,これまでの体験を綴っています.項目別になっていますので,上のタグで選択して下さい.また本文中の写真・イメージはクリックすると拡大します.尚,あくまで体験談ですので,間違いの場合はご容赦の程を.ご指摘いただければ幸いです.
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Home > 現地医療・保険編 > poison ivy

poison ivy

去年の話.
この辺りは触るとかぶれるツタivyがあちこちに生えている.その毒性は強力で,葉に触った皮膚に触ると更に二次感染(?)することもあるそうである.地元の人でさえ,かぶれるとひどく赤くなり、腫れる.この草にかぶれることをpoison ivyと言う.

昨年,私はこのivyにかぶれ,大変な目にあった.いや,実際は本当にivyにかぶれたのかは不明.ただ,アパート裏の野原を歩いていたら何かにかぶれた.症状は地元民いわくpoison ivyと同じらしい.一番ひどいときの写真がこれ.
始め発疹が出る場所は足首(たぶん接触したところ)だけだったが,一週間であっという間にひざ下まで発疹が出来,痒くて眠れないほどになった.週末ネットで村の皮膚科を探し,休診と知りながら下見ついでに日曜夕方訪問.幸い人がおり,翌日に予約を取って貰い,翌朝診察して貰った.
医者(assistant physicianであった)に「あなたのはちょっとmiserableだわ」と言われ,ステロイドの注射を受け,塗り薬を処方される.が,注射のリバウンド(おそらくすでに足に傷があり,感染症を起こした)で翌日から足がますます腫れ,真っ赤に.かゆみもひどくなった.再度皮膚科に行き,今度は消炎剤とステロイド,胃薬を処方された.計3回通院,完治に3週間ほど.かゆみが消えるのに2週間程度.

かかった費用は合計およそ$220.診察代が一回$45程度,ステロイド注射が約$30,薬で$50以上.診察代より薬代の方が割高感があった.
薬は処方箋を医者から貰い,最寄りの薬局で処方して貰うのだが,処方箋に成分だけ書かれていた所為か,いわゆる「ジェネリック医薬品」で処方してくれた.メーカー品より安い.私費払いの惨めな外国人滞在者へのささやかな思いやりかもしれない(ちなみに皮膚科では石けんや保湿クリームの試供品をくれた).

この時の治療費は立替払いで,後日保険会社に請求した.この時はクレジットカードの不足分を足すタイプの海外旅行保険に入っており,今回は少額だったので,カード(UFJゴールドカード,提携保険会社はあいおい)の保険を使った.
あらかじめカードの保険デスクに電話し,カード番号や住所,症状を伝え,ケースナンバーが有れば貰っておく,また必要な書類を送ってもらうか,聞いておく.保険会社に依っては病院と支払いの手続きをしてくれ,提携病院(テネシーの田舎では提携病院などまず無い)でなくても保険会社払いにしてもらえるらしいが,あいおいはゴールドの割に立替払いしか出来なかったためちょっと不便.
また,保険会社に連絡出来るまでにかなり手間取った.カード加入時に始めに配布されるサービス案内の冊子を忘れたのが痛かった.UFJカードサイトから保険デスクの電話番号が見つけにくく,しかも東京窓口しか見付からなかった為である.しかし窓口の人は親切で,近郊のERを調べてくれたり,保険手続きも迅速であったと記憶している.

請求は治療完了後一ヶ月以内,と言うことだったが,この時まだ一ヶ月以上先まで滞在予定だったので,あいおいのアメリカの代理店に請求できる様にしてもらった.
後日請求ということで,病院窓口に事情を話し,保険請求用の書類を貰っておいた.カードのレシート(支払いをUFJカードでしていなくてもOK)やあらかじめ送ってもらった保険請求書等の必要書類をアメリカのあいおいの窓口に送った.返金されたのは結局帰国後だったが,どうやら全額戻ってきたので助かった.

ちなみに,持っているその他のカード会社の海外デスクにも問い合わせたが,結局条件の関係で他のカード会社の保険は使えなかった.ただ,近くのERの場所などは教えてくれた.

この時の私の場合はひどいケースに入るらしいが,通常でも完治に最低2週間は掛かるらしい.
病院に行く前,秘書さんに「何かにかぶれた.月曜は皮膚科に行くので遅くなる」とメールしたのがグループ中に広まり,病院から戻ったら一躍「話題の人」に.「poison ivyつながり」で,同じ時にpoison ivyにかぶれた他のグループリーダーにも紹介して貰ったりした.体を張って受けを取ったが,馬鹿受けだったのがせめてもの救い.

実は今回も,研究所の同じグループの人が新居の庭掃除中,ivyと知らずにTシャツ,素手でツタを引っこ抜き,両腕がかぶれた.症状は似ており,結局医者に行ったそうな.3週間以上経った現在,かゆみは収まったが,まだ発疹が消えないそうだ.

ちなみに北米中部や南東地域はpoison ivy,西海岸側はpoison oakだそうである.
ちょっとした茂みや家の庭先にも普通に生えているので,草原を歩く時は用心が必要.アメリカの大自然の洗礼をモロに受けた経験であった.もう洗礼受けまくり.

次回皮膚科に行くとすれば,ボトックス注射してもらうとか,もっとpositiveな理由で行きたいモノである.

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