How do you like Tennessee?(テネシーどうでしょう) ---アメリカはテネシー州での海外長期出張生活体験ブログです.家族(ダンナ&幼児)と猫一匹を連れての渡米,VISA取得,猫の検疫等の渡航準備から現地での生活,医療,子供の生活等々,これまでの体験を綴っています.項目別になっていますので,上のタグで選択して下さい.また本文中の写真・イメージはクリックすると拡大します.尚,あくまで体験談ですので,間違いの場合はご容赦の程を.ご指摘いただければ幸いです.
ランキング(地域情報[海外・北アメリカ]・留学)に参加しています. ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ My Yahoo!に追加



苦難の渡米編のトピックス

レンタカー

空港に到着して,さてアメリカ生活の第一歩であるアパートへ移動.

アメリカの田舎町は,公共交通機関なんぞ無く,流しのタクシーも無い.タクシーは電話予約.Knoxvilleはともかく,これから向かうOak Ridgeには,第二次大戦時代はともかく現在は公共交通機関が無いため,車は不可欠.

と言うわけで,ネットで予約してあったレンタカー会社のカウンターへ.
Knoxville airportは地下がBaggege claimになっていて,荷物を受け取ると出口付近にレンタカー会社のカウンターがある.大抵の旅行者はそこで車を借りて,目の前の駐車場へ移動.
カウンターで予約確認メールのコピーを見せ,クレジットカードと国際免許を渡す.契約書にサインして鍵と請求書のコピーを貰い(28日以上借りる場合は確か他の契約書にもサインが必要であったと記憶),指定の番号の車に行く.
チャイルドシートを借りる手はずになっていたが,カウンターでドン!と渡され,自分で付けた.付け方が分からず,近くの係員に聞くが,そのおばちゃんも良くわからない様子で,結局適当.
で,いざ出発と相成った.

レンタカーは大抵海外からもネットで予約可能で,航空会社のサイトからたどれば色々出てくる.到着空港に窓口が有るかどうかも空港コードやzip codeで確認可能.
しかし,国際免許所持者はレンタカー代が高い.比較的安いNational rent-a-carで借りても,シボレーのキャバリエで月$1000位.しかもその1/3は税金やら空港税みたいなsurcharge.アメリカの免許を持っていれば,かなり安くなるそうだ(会社による).
後で聞いたが,Enterpriseがこの辺りに支店が多く,安いらしい.確かにちょっと安い.

追記:ここで借りたチャイルドシート,一回$45だったが,後日車を購入した際Wal Martに行ったら全く同じ物が$39で売っていた.悔しいので,も一つ高い$49を購入した(実は$39は品切れだったのだが).

|

やっと着いた!

LAXの一件で,もうテネシーにたどり着けないんじゃ無いか,とちょっと弱気になったが,ホテルで風呂に入って一眠りしてちょっとさっぱり.ホテルでネットが使えたので(一日$10以上と有料だったが),レンタカーの予約変更とアパートに到着時間変更を伝える.

空港で2度目のセキュリティチェックは家族全員とっつかまってチェック.航空券にはんこを押される.ダンナははんこ2つも集めてしまった.
予定通りならテネシー入りしている筈の時間のフライトに乗り(猫はもう着いている筈),Chicago経由でKnoxvilleへ.
ちなみに,我々の最初のフライトでは血も涙もなく定刻通り出発(というかゲートを閉めた)したにもかかわらず,シカゴ便は30分以上の遅れ.手荷物チェックに時間が掛かったらしい.客より荷物の方が大切なのか.

やっと着いた!
一番心配だったのは先に着いている猫(と荷物)である.UAカウンターに行くと,一晩預かってくれており,しかも猫は下敷きを変えて,水もあげてくれていた.おまけに荷物が大きいからと,おっちゃんが下の階の手荷物受け取り場まで運んでくれた.
さすが田舎の人は親切だ.素晴らしい!

そして,レンタカーを借りにカウンターへ.

|

ごりごり交渉・・・でも負けた.

書いていて,だんだん言葉遣いが悪くなって来た.

さて,カスタマーカウンターのおばちゃんは,「まあ,気の毒に,猫だけ行っちゃったのか?じゃあ次の乗り換え便を手配してやるから」と手配してくれたのだが,あいにく接続が悪く,これが13時間後の便.猫は先にKnoxvilleに着いてしまう筈なのだが,それもコメントしておいたから,何とかなると思うよ,と言われる.しかし,空港で子連れで13時間も待てないので,ホテル手配して,あんた達のフライトがキャンセルになったのが元の原因だから,と言うと,してくれる事になった.
が,「ちょっと待ってろ.返事が来るから.あとは向こうの人がやってくれる」とおばちゃんはさっさと休憩に行ってしまった.
あ〜,こりゃ駄目だな〜,逃げられたな〜,引き継ぎなんてしてないよな〜と,思っていたら案の定で,次にカウンターに来たおばちゃんに聞くと,「JALで来たならJALカウンターに行って交渉しろ」と言い放った.バカ野郎!おめえのとこの客だよ!と(日本語で)怒鳴りたかったが,疲れるので止め,今度はチェックインカウンターで交渉する事に.

チェックインカウンターに並び,再度交渉.今度は感じの良いお姉ちゃんで,あちこち電話を掛けてくれ,すぐ近くのSheraton gatewayが空いてるから,送迎バスもカウンターのすぐ外から出てるよ,とホテルバウチャーを発行してくれた.よっしゃ!勝った!
・・・と思ったのもつかの間.

ホテルに付いたらこれまた研修生らしい愛想の悪い姉ちゃんが「UAのバウチャーは使えません,あなたの名前でも予約はありません」と言う.おいおい,話がちがうじゃんよ.挙げ句の果てに「UAのカウンターに行って交渉してこい」と抜かす.Los Angelsのサービス業者はみんなこんなんばっかしか!お前らみんな日本のマクドに修行しに来い!
UAのええかげんなスタッフにも,Sheratonの愛想の悪い姉ちゃんにもホントに頭に来たが,子供もダンナも疲れ切っている.私ももう疲れた.アメリカ到着から半日,おかんは交渉しっぱなし.子供は唇が腫れてたらこちゃんだし,ダンナも子供と荷物を抱えて歩き回りっぱなし.もうええわ.
部屋は空いてるというので,「じゃあ私が金を払えばいいんだな」と自腹で部屋を取る.

よく見ると,横にはフライトクルー用フロントが.フライトクルーには優しいけど,そいつらを食わせてる乗客には冷たいシェラトン・ゲートウエイホテルなのであった.てゆうか,UAが悪いよ.

・・・今回つくづくUAには失望したが,特にLAXではひどい目にあった.今にして思えば,言葉もたどたどしい日本人に対する嫌がらせか,あるいは人種差別だったのかもとさえ思う.LAXに変更になったと聞いて,悪い予感はしたのだが.
人によって言うこと言うこと違うし(これはアメリカでは良くある事だが),仕事が遅いし(これもアメリカでは良くある事だが),顧客の事を全然考えていない."Do not"は頭に入っているのだが,"Can do"は頭に入っていないのだ(これもアメリカでは良くある事だが).今回の一件でつくづく再認識.いきなりアメリカの洗礼を受けた我々であった.

追記:
このバウチャーの件を再び空港で交渉しようかと思ったが,LAXのUAスタッフに言っても埒が空かなさそうなので,日本のスタッフの方がましかな〜と,UA Japanサイトからメールを出した.果たして数日後に返事.現在対応してくれているらしい.せめてホテル代は返して下さい.
フライトキャンセルはやむを得ないにせよ,その後の対応の悪さ,遅さ.経営苦しいからって,サービスの質を下げたら余計に客が減ると思うのだけど.
つくづく日本のサービス業のすばらしさを学んで欲しいと切に願う今日この頃である.


|

入国・娘血まみれ事件・猫入国・猫乗り換え・・・そして乗り遅れ2

入国審査後,娘血まみれのまま,手荷物を回転台から受け取る.JALのお兄ちゃんが手伝ってくれて助かった.
また,fast aid隊(といっても一人)を呼んできてくれ,傷を応急手当.ガーゼとアイスノンを貰う.たぶん縫うほどではないけど,感染症が心配だから,腫れが引いて傷が深かったり熱が出たら医者に連れて行った方が良いよ.と言われる.こちらは怪我そのものよりも変なモンに感染する方が心配らしい.まあ,入国審査場だからいろんな国の人がいっぱいだからな.動物もいるし.
血も止まってきて,ちょっとほっとした.

で,猫は?
JALの人が猫を探してくれ,今度は猫の入国審査.それは別エントリで.

荷物と子供と猫を連れ,customの申告書を提出し,乗り換え便の為の手荷物check.
ここまでJALの人が手伝ってくれ,大感謝.
ようやく外に出て,一服.乗り換え時間は約3時間弱.今どれくらいだろうか,と時計を見ると,ソーラーバッテリーで動く私のG-shockは電池切れ.おいおい,今こそお前の出番だろうが!さっきまで動いてたやん!で,近くの人に時間を聞くと,すでに1時間半以上過ぎていた.
アメリカの空港は時計がほとんど無い.出発到着便モニタには時刻が出ているが,小さくて高いところにあると読めないのだ.これがまた不運の一つ.

次の乗り換えはUA.これが又遠く,Internationalの到着口から歩いて10分はかかる.タクシーで行っても良いくらいだ.子連れ大荷物の上,猫はUAでチェックインなので,猫も連れて行かねばならない.しかもLos Angelsは暑い!
ようやくUAカウンターにたどり着き,猫のチェックインと,座席がバラバラだったので,一緒にして,と頼む.ここで受け付けたのが見習いのおばさん.こっちは急いでるのに,トレーナーの人に教えられつつ,間違えつつ,たどたどしく発券される.頼むよ!
しかも,猫は別のところで預けろ,と言われ,行けば今度は猫のケージに付いている車輪をはずすから,と言われ,ちんたらちんたらドライバー待ち.勝手にはずして預かってくれればいいのに.おまけに猫のボディチェックまでされ,やっと預かって貰う.また,餌かごは外して,代わりに水入れを付けてくれた.
そうしてやっと人間様がゲートに向かう.始めからUAであれば,猫を預けなおす(retag)ことも,ここで車輪を外すことも無かったのだが・・ここまでで30分以上掛かっていた.

更に!ゲート入場検査で,ダンナと子供が捕まる.特にダンナは靴からベルトから手荷物の中まで検査され,ここでも30分近く.なんでお前らそんなにちんたらしてるんだ?!
(あとで聞いたのだが,航空券の番号に「当たり」があるらしく,その番号の持ち主は細かく検査されるらしい.検査された人は航空券にはんこを押される.でも「当たり」の人,多いぞ!)

ここらで時間のわからないこっちも,ちょっとのんびりしすぎじゃないの?という気になってきた.domesticだからぎりぎりでも大丈夫だろう・・・という過信もあったのだが・・・.
ちょっとやばいぞ,アメリカの空港はターミナルが広い.ゲートも遠い.案の定,ゲートに向かう途中で名前がアナウンスされた.やばい!
と,走ったが,ちょうどゲートはclosedになったところ.「私たちこれに乗るんだけど」とカウンターの帰り支度をする姉ちゃん達に訴えたが,「今クローズドになった.カスタマーサービスカウンターに行け」とさっさと行ってしまう.つくづく都会のアメリカ人は冷てえな.ていうか,おいおい,猫とトランクだけ行っちゃったよ!
で,仕方なくカスタマーサービスカウンターへ.

てゆうか,普通3時間乗り換えあったら間に合うでしょ?色々トラブルが続いたが,お前らもちゃんと客の乗り換え時間も考えてきびきび行動してくれ.と,ぐったりなのであったが,更にぐったりした事態が続く.







|

入国・娘血まみれ事件・猫入国・猫乗り換え・・・そして乗り遅れ1

とりあえず入国港となるLosAngels(LAX)に到着.
子供の分も座席を確保していったお陰で,9時間の長距離フライトにもかかわらず,娘は意外に大人しく,子供の分も機内食を食いあさった親はおなか一杯で満足満足,飛行機の中で入国記録の白い紙I-94と税関報告書も書いたし,よっしゃよっしゃ,準備万端じゃ,であったが・・・.
フライトキャンセルで出足をくじかれた我々は,更に入国でもトラブル続きであった.

JAL便でLAXに到着.ここで入国審査を受け,審査場の後ろに並ぶ回転台から一度預けた手荷物を受け取る.その後出口の列に並び税関の人に申告書を渡す.で,乗り換えのある我々は扉を出の外のbaggage checkの列に並び,また手荷物を預けなおす.そして各自乗り換え便のターミナルへ向かう.のだが・・・.

さあ入国審査の列に並ぼう,と言うところで子供が転倒.ダンナがだっこしていたのだが,審査の為に子供を降ろそうとして,ウエストバックのひもに子供の足が引っかかったらしい.子供は運悪く石の床に顔面からぶちこけ,前歯で上唇を切ってしまった.口中血だらけ.もちろん大泣き.親も,子供の初めての大量流血にびびり,おろおろするばかり.すると,周りの係員がわいのわいのと駆け寄り,大丈夫か,fast aidを呼ぶか,とりあえず入国審査を受けろ,こっちに並べ,いやあっちだ,と心配してくれるのだが,子供の怪我も心配だし,入国審査もあるし,と親はあわわあわわ状態.最終的にはJALの係員の日本人?の人が来てくれて,空いている窓口に案内してくれ,子供流血大泣きのまま家族全員一緒に入国審査を受けることとなった.

で,入国審査.
飛行機の中で書いたI-94と税関申告書,パスポートを家族全員分出す.私と夫はVISA申請の時と同じ指スキャナーで,両手の人差し指の指紋を採取.Web cameraみたいなので写真を撮る.
DS-2019の封筒に入っていたのは,finance supportの残高証明書.大学のサポートレターは返却されたところを見ると,残高証明の方が大学のサポートレターより効力があるのだろうか.
審査官に,何しに来た?と聞かれ,リサーチだ,何のリサーチだ?マテリアルサイエンスだ.とそんな感じの問答の後,パスポートに出発記録I-94を止め,入国のはんこ押されて封筒の中身を挟んで返される.
結局,"data entry purposes"と書かれた紙は不要で,I-797も見せる必要は無かった.

|

出国

いよいよ出国.
関空にはチケット受け取り予定時刻の30分前に到着.
今回,HISのツアーカウンターで航空券を受け取る.キャンセル前の便で発券されているので,まずはUAカウンターでチェックインしてもらってくれ,とのこと.

ダンナは猫の検疫を受けるため,検疫所に猫を連れ,私は空港宅配のトランクを受け取りに.ダンナが帰ってこないので,とりあえずチェックインだけしようかと思ったら,全員(猫も)そろって来てくれ,とセキュリティのお姉さんに言われた.そこで,現金の両替などを行ない,ダンナと猫を待つ.JALカウンター前に報道陣がいっぱい.誰か有名人が乗るのか?誰々?!

ダンナが戻ってきたところでチェックイン.まずはUA.カウンターの人もJAL便への変更は了解していたのだが,かなり手間取っていた.JAL側への権利譲渡のバウチャーを発行してもらい,それをJALに持って行って,チェックインしてくれ,とのこと.
その後別エントリで書いたように,猫の交渉をした後,JALカウンターへ.こっちも猫の確認で多少手間取るが,なんとか全員チェックイン.で,気が付けばもう搭乗時間ぎりぎり!

こりゃいかん,免税品を買わねば,タバコも吸わねば,と大あわてで出国手続き場に走る.折角親が見送りに来てくれたのに,別れを惜しんだのは孫娘だけであった.それで十分か.

出国審査場で出国のはんこを押して貰い,モノレールでターミナルに移動し,酒やらタバコやらの免税品を買い,一服して,搭乗口に走る.もうぎりぎり.で,報道陣が何故か我々の乗る飛行機の搭乗口に.
どうやら,中村紀洋と同じ飛行機だったらしい.向こうはファーストクラスだから,見てないけど.

席についてはたと気付く.先ほどの免税店では自分の分の免税品しか買っていなかった(タバコ2カートン,酒一本).でもダンナがいるじゃん.と,言うわけで機内でもう2カートンと酒一本を買う.
今にして思えば,娘の分も免税品って買えたのだろうか.娘は酒もタバコもやらんけど.

と,まあ出国もどたばたであった.

|

フライトキャンセル!

渡米前日の今日,夜8時過ぎにウチに戻ると,HISからの留守電話.緊急連絡とのこと.
悪い予感.
でも営業時間も過ぎ,連絡も出来ずにいると夜9時頃FAXが・・・.
「予定のフライトがアメリカから飛んできていないので,明日のフライトはキャンセル,」との事.
なに〜〜〜〜〜〜!!!!!
だって明日だよ?!今もう夜よ?!明日は電車乗り継いで関空に行くのよ?乗り換えも有るし,ねこも連れて行くのよ?!
どーすんの?!
FAXには,代りのフライトとして,JALでロスまで行き,そこからワシントンD.C.経由でKnoxvilleに入るフライトを取ってくれたが,出発が2時間早まり,到着も2時間遅くなる.しかもJALになるとねこ運賃が倍近く跳ね上がるとの事.なにぃ!?
電話番号が書かれていたのですぐに電話すると,HISもUAも色々手を尽くしてくれたらしい.HISの人が平謝りに謝ってくれたが,別にHISが悪いわけではない.しかしながらねこ料金はUAとJALに関空で交渉してくれ,とのこと.なんでそんなにペット料金が違うんじゃ?!
いずれにしても,フライトキャンセルってのは珍しい.急いでネットでレンタカーのcheck out時間を変更し,猫を預ける予定の現地知人にメール.検疫所に電話し,検疫予約時間を変更.空港宅配便にも電話し,フライト変更を伝える.ふう.

というわけで,家を出る時間が2時間早まった.携帯の休止や細々とした準備を出発前にする予定だったのだが,果たして大丈夫か?乗り換えが1回増えたのは致し方ないとして,ねこ料金の交渉,検疫,外貨両替(現時点で米ドル所持金は$100程度)と,空港に着いてからも忙しいぞ.

|

苦難の渡米編のエントリ (全エントリ数: 7)
  • 出国
    作成日時: Mar 01, 2005, 08:41 PM




Google
 
Web www006.upp.so-net.ne.jp
homepage.mac.com


Copyright © Erinosuke. All rights reserved.