How do you like Tennessee?(テネシーどうでしょう) ---アメリカはテネシー州での海外長期出張生活体験ブログです.家族(ダンナ&幼児)と猫一匹を連れての渡米,VISA取得,猫の検疫等の渡航準備から現地での生活,医療,子供の生活等々,これまでの体験を綴っています.項目別になっていますので,上のタグで選択して下さい.また本文中の写真・イメージはクリックすると拡大します.尚,あくまで体験談ですので,間違いの場合はご容赦の程を.ご指摘いただければ幸いです.
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猫編のトピックス

マイクロチップと爪抜き

以前,抗体検査の時に猫の皮下に埋め込んだマイクロチップが読めなかったのだが,これについて獣医のダンナという人に理由を教えて貰った.

携帯電話と同じく,マイクロチップにもヨーロッパ規格とアメリカ規格が有るそうな.多分日本はヨーロッパ規格?動物病院にはリーダーが2種類あったが,どっちも読めなかった.アメリカ規格だけで2種はあるということなのか.
日本の検疫所の規定では,ISO 11784と11785適合のチップを,という事だったが,こちらのマイクロチップ会社のサイトを見てもISO準拠と書いてあるので,準拠は準拠でも色々種類が有るらしい.

日本では国外渡航でもなけりゃマイクロチップなんてまず入れない気がするが,アメリカでは結構利用者がいるらしい.自治体に番号の登録も出来るそうな.万一迷子になってアニマルシェルター等に捕獲された場合,この番号が登録されていれば飼い主が特定出来るので,確かに便利.
ウチの猫の場合,迷子札の用途はなさないが,とりあえず日本には帰れる.

もう一つ聞いたのが,爪抜き(declaw).
な〜んと,前足の爪を全部抜いてしまうのだ!痛そう・・・.
もちろん麻酔して手術するのだそうだが,家具や壁を傷つけたり,人間や他のペットを引っ掻かないためにもやる人が結構いるそうな.実際知人の猫も前足の爪が無い.

ただし,これをしてしまった場合,一生猫を外に出すことは出来ない.爪が無いので,迷子になっても自力で餌を取れないからだ.

面倒なので良く読んでないが,興味のある人は・・・:
Philips
The global trade assocation for automatic identification
RFIDnews (6/25/2001)
RFIDnews : ISO 11784/11785 short discussion

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猫肥満

先月,一週間ほど子猫を預かった.その時子猫用の餌も持ってきてくれたのだが,いつもの味に飽きていたウチの猫,そっちばっかり食っていた.逆に子猫ちんはウチの猫餌食べまくり.
その結果,ウチの猫はずっしり重くなった.子猫用の餌は栄養が豊富なんだそうだ.アメリカ製だけに栄養過多?!毛が伸びてきた事もあり,夏の頃とは違って貫禄がついている.本人も体が重いらしく,タダでさえ大人しい猫がますます動かなくなってしまった.「これはヒット!」というレーザーポインターで遊んでみても目で追うだけ.

このままではやばい,と夫が餌を少なめにあげるように.そしたらみるみるやせてきた.寒くなってきた所為もあり,あんまり動かないのは相変わらずだが,とりあえずダイエットは功を奏している様子.

ちなみにウチであげてるのはご近所さんの紹介"Meow Mix"のhearball control.同じモノだと飽きるので,時々Whiskas(パッケージがカルカンとそっくり.本名?)をブレンドしている.猫にもうちょっとお金を掛ける人はやはりIAMSとかScience Dietとかあげるらしい.ちなみにこっちのcat nip(マタタビ)は口に合わないらしく,安いのは食べない.
猫砂はご近所さんが色々試した結果「これが一番!」という"Tiddiy cats scoop"のthe hard clumping litterという製品.確かに固まりやすい.

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おおなんと!

人力検索はてなに猫渡米の話題で紹介されておりました.たまには役に立つのか.嬉しいことです.
3月の話だけど.

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ペットを飼う

このあたりは動物を飼う人が多い.牛だって馬だっている.
従ってペットフレンドリーのアパートも多く,我々が現在住んでいるアパートも犬の散歩をする人をよく見かける.
そう言う人たちが,何処からペットを手に入れるのか.

日本同様,ブリーダーから買う場合も有るそうだが,動物病院の掲示板には,迷いペットの捜索依頼ポスターと共に,「犬・猫あげます」ポスターもよく見かける.また,よく聞くのが捨て犬・猫シェルターの利用.大きいペットグッズショップにも捨て猫・犬コーナーがある(そう言えば,「商品」の犬猫を見たことが無い).無料だし,猫犬助けにもなると言うことで,まず第一にシェルターを回った,と言う人は多い.中には実験動物として飼われていた猫を貰った人も.

子犬が欲しくて,結局ブリーダーから買った,という知人.値段を聞いたところ,ゴールデンレトリバー(雄)で$700,猫の場合,値段が高い部類に入るアメリカンショートヘアで$400とのこと.
何故日本では何十万もするのか.不思議.

ちなみにこちらで一般的な雑種猫の体型は,日本猫より大きくてスマート.体は一回り大きく,小顔.ウチの猫が6等身なら,こちらは8等身って感じ.ウチの猫も元は外国種の筈なんだけど.

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猫散髪

OakRidgeの夏は湿気が高く,寒暖の差が激しい.朝は寒くて,昼は暑い!
渡米時に丸坊主にして貰った猫も,夏真っ盛りにして元のチンチラ姿に戻り,夏ばて状態.猫じゃらしにも見向きもしない.それどころか,ベランダ等のひんやりした床を探しては寝ころぶ有様.「元々毛が長い猫なんだから,切るのは不自然!」とか言っていた夫も,あまりの猫のくたばりぶりに可哀想になったらしく,遂に散髪を決心.

日本では家で犬用バリカンか,動物病院で刈って貰っていた.だが,自分ではなかなか短く刈れないし,動物病院では麻酔と麻酔のための血液検査が必要で,結構大がかりで料金も高い.よほど上手いトリマーさんでないと,麻酔無しでは無傷でトリミングできないらしい.果たしてこちらで猫のカットが出来る店があるのか.

動物病院に町内のトリミング店を教えて貰ったが,アパートの洗濯場に「もグルーミングします!」というポスターが貼ってあったので,結局その店に連れて行くことに.カット,シャンプー,爪切り込みで$55(税別).チラシに付いているクーポンを持っていって$25に割引.

予約の日に夫が連れて行き,"very short"とお願いしたそうな.2時間ぐらいで終了.どうやら麻酔無しで行なわれた様子.果たして,猫は顔がでかいプードルみたいになって帰ってきた(写真).夫曰く,「これがアメリカンスタイル」らしい.本当か?!

スタイルはどうあれ,猫自身は大分さっぱりした様子.動きも活発になり,あちこちの隙間や棚にジャンプし,走り回っている.

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抗体検査の結果

ころっと忘れていたが,抗体検査の結果を聞いていないのを思い出した.
もう2ヶ月は経っているので結果も届いているはず.電話して,と頼んだのだが.
夫が問い合わせたところ,やはり結果は出ており,抗体も出来ているとのこと.これでまた一山越えた.夫がカンザス大での検査代$40を請求されていないところを見ると,採血時に検査代も徴収されていたらしい.
と,言うわけで,後は帰国前の健康チェックのみ.たぶん.

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猫血液検査

とうとう狂犬病抗体検査.
予約日時に猫を動物病院に連行.さすがに猫もどういうことか分かってきたのか,車中で「また痛い事しに行くのか.俺は家に帰りたいぞ.出せ」とばかりにずーっと鳴いていた.がんばれ!これが猫帰国のための最大の山場.検査受けないとアメリカで野良猫だぞ!

診察室でまず健康チェック.体重を測定し,聴診器を当てて,飼い主に調子を確認したのち,のどから採血.日本の動物検疫所サイトよりダウンロードした抗体検査申込書と共に,Fedexでカンサス大へ郵送して貰う.この時マイクロチップの番号が必要.
日本で猫の皮下に埋めたチップはどうやら動物病院のチップリーダーが対応しておらず,結局チップ埋め込み証明書から書き写して貰った.
採血代$55,Fedex代$40.$55にカンサス大での検査代$40が含まれているかは不明.結果は約2週間後なので,その時に請求が有るかも.
3ヶ月間に3回予防接種したし,たぶん免疫が付いてるでしょう.

これで規定量の抗体が出れば,日本への輸入のための証明書を得るためにする事は,残すところ出発2日前の健康チェックと40日前の日本の検疫書への届け出となる.


注射の都度,猫はショックを受けるのか一日ぐったりしてベッドの下に潜りこむ.今回もアパートについて早々にベッドに潜り込んでいた.えらいぞ猫,よく頑張った!

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猫血液検査の筈が

2度目の狂犬病予防接種から3週間,いよいよ血液検査の為の採血.
しかし,ここで問題発生.
前回こちらの病院でして貰った予防接種はmodified Rabies vaccineであった.
が,日本政府推奨書式にはunactivated Ravies vaccineと書いてあるのに獣医さんが気付く.modifiedとunactivatedでどう効き目が違うのかは不明だが,どうやら不活性化(killedとかunactivated)のワクチンを接種せねばならなかったらしい.
3回やっても問題無いよ,念のため不活性化ワクチンを打っておいたら?という獣医さんの判断で,血液検査は中止.可哀想なウチの猫は不活性化ワクチンを使った3度目の予防接種を受けた.そして2週間後再度血液検査にトライする事になったのであった.
ちなみに今回のお代は$14程度.診察料が$5位.

あとで検疫証明書を見たら,日本でしてきた予防接種もやはりKilledと書かれていた.人間様の都合で海外に連れて行かれたり,マイクロチップに予防接種に血液検査.ちょっと気の毒な猫であった.

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狂犬病予防接種

猫の狂犬病予防接種2回目.
猫を一年後に日本へ戻すには,狂犬病(Rabies)の予防接種2回と,抗体検査(蛍光抗体ウィルス中和法(FAVN)血清試験)
を受けていなければならない.そして帰国前に7ヶ月以上待機したことを証明しなければ,長期係留となる.しかも申請にはアメリカ検疫局の裏書き(endosement)まで必要!そして,「待機」とは何か.どうやら,抗体検査の為の血液採取から,帰国直前(2日以内)の最終チェックまでの期間が「待機」と言うことらしい.
そりゃ早く行かねば.

と,言うわけで,最寄りの動物病院に飛び込みで行った.
受付で,渡航前に関空で貰った検疫証明書,帰国時に必要な推奨証明書様式A及びC,カンザス州立大狂犬病研究所(アメリカ国内では実質ここしか出来ないとのこと)の抗体検査の申込書を見せ,事情を説明.とりあえず狂犬病の予防接種をしてくれ,と頼む.通常は要予約だが,たまたま空いていたため,そのまま診て貰うことに.
アンケートを書いて(動物の名前や種類だけでなく,今日の支払いはcreditかcashかcheckか,なんて質問も),診察室へ.
診察室では看護婦?さんによる簡単なボディチェックの後,持参の用紙を獣医さんに渡して貰う.しばらくして獣医さんが登場.
書類を一通り見て理解したらしく,「今日は狂犬病の予防接種だけ,抗体検査の為の血液採取は接種から14−21日空けないといけないから,それくらい経ったら来い」と言われ,予防接種をして貰って終了.
受付での会計時に,市のペット登録もついでにして貰う.登録番号の入ったアルミ製のタグをくれる(一応フックは付いているが,猫に付けておく必要は無いらしい).登録費用は$3.予防接種は約$14で,人間の子供の予防接種とほぼ同じ(数十セント高い).しかし診察代が安く,結局トータルで$23位であった.

とにかく,我々はもちろんのこと,日本への猫輸出などその動物病院もやったこと無いらしく,皆困惑気味.こちらの人に"challenging”と言われた訳が分かった.

・猫は渡航前に動物病院で五分刈りにしてもらっていたのだが,顔は余り刈れないので頭だけ大きく,まるでライオン丸.空港でもそうだったが,どこへ行っても「この猫毛を刈ったの?元は何の種類?」と聞かれる.しかもアメリカの猫は小顔で胴体はずんぐりむっくりで,全体にでかい.ウチの猫はペルシャのくせに日本猫体型(?)らしい.

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猫の検疫(入国編)

問題は猫のアメリカ入国.
検査は入国港となるLos Angelsで受けることになる.
アメリカのペット猫の入国はさほど時間が掛からないとは聞いていたとはいえ,実際の手順や必要な手続きがはっきりしなかっただけに不安であったが・・・.
入国検査自体は意外にあっさりであった.

LAXの国際線入国検査場&手荷物受け取り場は広いのだが,入国側から見て右の壁,真ん中辺りに動植物検疫官の居るOfficeがあり,ウチの猫のケージは部屋の前に置かれていた.
検査官に日本出国時に発行された検疫証明書を見せると,猫ケージを覗いて「この猫?」とちょっと見た後,検疫証明書の"Copy"を持って行かれ,それでおしまい.ボディチェックなどは無し.
すこし拍子抜けであった.

追記:
後日猫担当のダンナが重大な事に気付く.
実は日本再入国の時に検疫証明書の「コピー」も必要なのだ.関空の検疫官には「アメリカの検疫官には,「コピー」のコピーを取って貰って下さい」と言われていたのにもかかわらず,子供転倒血まみれ事件のどさくさでその事など頭になかったらしい.
さて,どうする?!ダンナよ.

追記:
後で検疫所にメールして問い合わせたところ,コピーを持って行かれても,オリジナルが有れば良いとのこと.良かった良かった.

更に追記:
ウチの猫,緊張するためか移動中はまずトイレをしない.だが今回は長時間のフライトという事もあり,念のためペットシーツと新聞紙を厚めに敷いてはいたが,なんと日本からテネシーに着くまで丸2日間,トイレをしなかった.そこからいきなり知らない知人宅に預けられたのでまたもトイレを我慢するんじゃ無いかと心配したのだが,程なく耐えきれずトイレに駆け込んだそうな.よく頑張ったのう.猫よ.

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猫編のエントリ (全エントリ数: 27)
  • 猫肥満
    作成日時: Oct 04, 2005, 01:10 AM
  • 猫散髪
    作成日時: Jul 20, 2005, 09:57 PM
  • 預け猫
    作成日時: May 06, 2005, 05:21 PM




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