夫,ERへ | 作成日時: Jul 04, 2005, 06:07 PM |
7月4日Independence Dayの三連休前日,ゴルフと釣りのやりすぎで筋肉痛と言っていた夫が連休初日熱を出した.市販の解熱剤(こちらの市販薬はかなり強烈)を飲んでいたが,筋肉痛も熱も一向に収まらない.これはいかん,と連休最終日に遂に村の病院の救急部を受診.
加えてその前夜,娘が夜中寝ぼけてベッドから転落,鼻を打ったらしく両鼻より流血の事態.とはいえすぐにけろっとして眠った娘,たいしたこと無さそうだが,心配なので一緒に受診させることに. |
まずはJI保険に連絡,最寄りの救急病院を紹介して貰い,いざ出陣.紹介された病院は,村唯一の総合病院.ここだろうとは思っていたが.
救急部に着くと受付で氏名生年月日,SSN,ファミリードクター,症状等を記入.その時夫の場合,living will/advanced careの書類にもサインを求められた.living wil?advanced care?なんのこっちゃ,たぶんNo,とあっさり答えたが,後で冊子を貰って判明.延命措置をして欲しいかどうかということであった.
延命措置についてテネシーでは法律が有るそうだ.これにNoと答えた場合,万が一の時はあっさり人工呼吸器とか切られてしまうのだろうか.
ちなみに以前のliving willからadvanced careに法律の名称が変わったそうである. |
受付を終え,待つこと数分,ようやく名前が呼ばれたと思ったら,血圧測定と聴診器.またこの時に名前の書かれたブレスレットを巻かれる.で,またロビーで待機.
ようやくまた呼ばれたと思ったら,再び受付に誘われ,保険について聞かれる.事情を説明すると,住所や私の勤務先,職種などを聞かれた.また,運転免許証のコピーを取られる.
現地保険に入っていない上,夫と娘はSSNを持っていないので,たぶん身元保証人が必要なのだろうと推測.こちらは金が払えるかが一番重要.病院に行くと症状より先にまず第一声「保険は入ってるの?」と聞かれるのが常.逆に一度目で深く突っ込まれなかったので「なんと良心的!」と思ったほど.
加えて,延命措置の有無についても再び聞かれた.ということは,やっぱりここでNoと答えると,延命措置はしてもらえないのかも.
また,おそらく支払いの時に再び言わねばならぬだろうと思いつつ,この時保険請求に必要な書類も一応お願いしておいた.
そこからまた更に待って,ようやく診察.娘は問題無しとのこと.夫の方は,どうやら何らかのウイルスに感染した様子.一週間はかかると脅され,市販薬の更に倍量の解熱剤を処方されて終了.最後に家での処置方法を書いたコピーもくれた.子供の件については彼女のかかりつけ医に連絡してくれるそうで,念のため後日小児科に行ってこい,と言われた. |
診察が終わり,支払い窓口に行ったところ,デポジットを$100,とのこと.精算は平日しか出来ないらしい.しかし端末の調子が悪く,後日請求書を送るから,と結局チェック郵送用の返信用封筒を貰った.近所の薬局で処方薬を出して貰い帰宅. |
保険会社の人にも待たされるとは聞かされていたが,全所要時間約3時間.ちなみに我々だけが待たされたわけではなく,鼻血が止まらない人も,足を骨折した人も皆じっと待っていた.う〜ん,あんまり救急の意味がないぞ.しかし結構丁寧に診てくれた.
また,この病院の救急部は,日本と同じ応急処置がメインの様子.ちなみに救急はバイトの当直医が担当しており,病院所属の医師による診察では無いそうだ.
また,基本的に病院のスタッフは愛想が良い.
支払いについては立替払いで,と最初保険会社に言われていたのだが,帰宅後再びJIデスクに電話したところ,翌日病院に直接請求書を送ってもらうよう連絡してくれるとの事であった.それは助かる.でも,始めからキャッシュレスにしてくれたらもっと助かるんだけど.
病院から戻って,やはりこういう時のために大人のファミリードクターを決めておかねば,とも思ったが,さすがアメリカの処方薬,夕方には夫の症状はかなり軽減.独立記念日の村の花火大会を見に行ける程になった.子供も花火に大興奮.
良かった良かった. |
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