Interstateで車バクハツ!1 | 作成日時: Aug 25, 2005, 11:40 PM |
ご近所さん(日本人)がパスポート更新にAtlantaへ行くというので,一緒に行った時のこと.そこで大事件.
ジョージア州アトランタは,オークリッジから距離にして200mile位,車で約3時間半ほどである.村から最も近い大都会がこのアトランタで,一番近い日本領事館もここにある.日本料理店や食材店も豊富だし,大きいデパートや観光スポットもあるため,買い出しにわざわざ行く人も多い.
Passport更新の項で紹介したが,アトランタのダウンタウンの北側,Backheadに在米日本領事館がある.ここはLenox Square等デパートやレストランがひしめき合うショッピングモールで有名で,今回はそこへ行けるかとワクワクしていたのだが・・・. |
そもそも,今回のAtlantaドライブ,始めからついていなかった.I-75に乗る前に立ち寄ったガソリン・スタンドでは知人が見知らぬ人に$2せびられるし,そもそも寝坊して出発は遅れるし(これは運が悪いと言うより自分が悪いのだが).
早朝に出発し,インターステート(高速道路)I-75をひたすら南下.途中迄は順調に走っていた.領事館の受付は16:00まで,もう余裕.午前中にさっさと申請を終わらせ,あちこち見て回る予定でいた.「ラーメン食いたい」だの「買い物したい」だの「観光したい」だの,予定は目白押し.皆のワガママに折り合いを付けるべく,後部座席ではダンナが地図を広げて計画を練っていた.
ところが,そのI-75を走行中,あと30分位でアトランタ,と言う所で,突然ボンネットから「バン!」と言う爆発音!その瞬間,液体がフロントガラスに飛び散った.「なんだなんだ?!」と,皆何が起こったのか解らず,おろおろ.でも車は一応走っている.制限速度最高70マイル(約110km/h)最低45マイル(約70km/h),比較的交通量が多いことで有名なI-75を走行中,この瞬間に急ブレーキを踏まなかった知人は偉い.
面白い事に,皆この現実を信じたく無かったらしい.「走ってるから大丈夫なんじゃないの?」とか,「追い越した車が牽引しているボートの水じゃないの?」とか,「水温は低いし,やっぱり故障じゃ無いんじゃ無いの?」とか,そろいもそろって現実逃避.しかしそうこうしているうちに,ATオイルとバッテリーの警告ランプが点灯,ボンネットからカラカラという音がしてきた.こりゃあかん.現実を認めねば.と,最寄りのexitからなんとかInterstateを下りた.
最寄りのガソリン・スタンドに停車すると,止まった瞬間,ボンネットから白煙がもうもう.白煙の中,恐る恐るボンネットを開けると・・・なんと!ラジエターに繋がる1インチ程の太いホースが外れ,だらりと垂れていた.液体爆弾はどうやらそれが原因らしい.
止まったのは何にも無さそうな片田舎.ガレージも無い.民家もタクシーも電車も無い.しかし知人の為にも,何とか領事館にたどり着かねばならない.領事館どころか,家に帰れるかさえ怪しい状態.さてどうしよう.とりあえず冷却後,ホースをガムテープでつないで水を足せば,アトランタまで行けるかもしれない.が,その状態で帰りの200マイル走るには不安.う〜むやむを得ん,ここはAAAを呼ぶしか有るまい.という議論が交わされ,AAAにSOS.
ああ,AAAに入っていて良かった.こないだ夫がインキーで呼んだばっかりだし,まさかこんな短期間に2度もAAAを呼ぶことになるとは.
電話でさんざんあちこちの支所にたらい回され,3回くらい会員番号と事情を説明した結果,1時間ほどでようやく近所のガレージからトラックが到着.事情を説明し,見事に外れたホースを見せると,「こりゃ〜ここでは直せないから,とりあえずガレージに持って行くよ」とのこと.と言うわけで,牽引されトラックに乗せられた車(写真).果たして,領事館閉館の16:00迄にアトランタにたどり着けるのか?! |
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