Great China Acrobats | 作成日時: Dec 30, 2005, 11:59 PM |
年内いっぱいが期限のGreat China Acrobatsのタダ券をもらっていたのだが,寒いし面倒ってんでなかなか見に行かなかった.気付けばもう期限切れぎりぎり.
大晦日に行って,ショーの後Gatlinburgの新年花火も見てこようと思っていたら,その日はパーティが入ってしまった.行けないとなると無性に勿体ない.折角なので仕事の帰り,Pigeon Forgeに慌てて見に行った.
いや〜,面白かった.
年末年始は夜8時から開演と言うことで,道もそんなに混んでいないだろう,と思っていたら甘かった.恐らくは新年をGatlinburgで過ごそうという人々で,441に入った途端に渋滞.車中で予約の電話をしたのだが,タダ券を持っていると伝えると「チケットオフィスで席を取れ」とのこと.席には余裕がある様だ.しかも6才以下はタダで座席を取れる.
開演ぎりぎりに到着したのだが,座席の2/3位は埋まっていた.そしてこのぎりぎり駆け込みが,後で夫をちょっとした不幸に陥れる. |
さて,このショー,その名の通り中国雑伎のショー.子供の頃中国雑伎団の公演を見た事があるが,子供心に面白かった.多分娘も夢中になること請け合い(実際前半は夢中であった).1時間位のショーなら夢中でみるだろう.
と,思っていたら,15分の休憩をはさんで2時間たっぷりあった.前半1時間はかぶりついて見ていた娘も,後半はアクロバティックな動きに触発されたのか(というか単に飽きた),一緒になって飛び跳ねる始末.まあでも楽しそうであった.これで$25程度のチケットなら安いかも.
殆どが組体操や曲芸等のアクロバット(ピンボケ写真)だが,face change(中国歌劇の顔が一瞬で変わるヤツ)とか手品とか皿回しとか,若干間が長いのだが色々趣向を凝らしてある.技を見る度,観客は驚嘆の声を上げ,拍手喝采.
時々観客参加の出し物もあるのだが,さすがアメリカ人,いつもの事だが参加者を募るとばんばん手を挙げる.個人的に一番ウケたのはパンダの着ぐるみコメディーショー.10代らしき青年が舞台に上げられて一緒に踊れと言われ,恥ずかしいらしく突っ立っていると,観客席からブーイング.最後には半分ヤケでお尻を振っていたが,きっと多感なお年頃,君の気持は良くわかる.
そして最後はスタンディングオベーション.すごい盛り上がりですな. |
そんな訳で,ショーは面白かったのだが,帰りが大変であった.
Pigeon Forgeのショーと言えば,ディナー付きも多いが,このショーは餌無し.
もちろん我々,ショーの前に飯を食う暇は無し.チケット提示で近所の中華バフェが15%offと書いてあったが,ショーが終わったのが夜11時過ぎ.バフェもとうに営業終了.隣のHardee'sのドライブスルーも行列だし,他の店も閉店.
娘には非常食を持参していたのだが,それでも一度店を覗いて車に戻ろうとすると「話が違〜う!!」と言わんばかりに泣き叫ぶ.彼女もハンバーガーを食べたかったらしい.一方,お腹が空いて堪らない夫,帰路は殆ど禁断症状みたいになってきて,村に着く頃にはもう前を見るどころか,やっていそうなレストランやファーストフードを血眼になって探していた.極端に腹が空くとそんなんなっちゃうのか.意外な夫の一面.
だが村のマクドのドライブスルーすら行列.夜中にお腹が空く人が多いのね.
で,結局家で親子仲良くインスタントラーメンをすすり,夫は平静を取り戻したのであった.う〜ん,なんだか中華な年の暮れ. |
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